Chapter One: The Taoist's Blade and Two Names Given at Ox Village

刃が官服の絹を裂いたとき、音はほとんどしなかった。

丘玄機は剣を右手に構えたまま、左手で燭台の炎を指先でつまんで消した。暗闇が落ちた。廊下の向こうから衛兵の足音が近づいてくる。彼は動かなかった。動かないことが彼の最も洗練された技であった——道服の袖が揺れる寸前に止まり、呼気が皮膚の下に収まり、存在そのものが一本の線になって夜に溶ける。

足音が遠ざかった。

丘玄機は倒れた体を一瞥した。知州の趙天徳が、自分の翡翠の硯台の傍らにうつ伏せになっている。彼は今朝まで、南宋の官印を押すたびに賄賂を受け取り、金国の密偵に内通し、良民の土地を没収してきた男だった。死の瞬間、彼の顔に浮かんだのは苦悶でも恐怖でもなく、純粋な驚愕だった——自分が殺されうるという事実を、この年齢になるまで一度も本気で考えなかった男の顔だった。

道士は窓から飛び出した。

瓦の上を走る彼の足は、雨の後の屋根の湿気を感じていた。南宋の淳熙年間、臨安の宮廷では金国との和議が金と絹で織り成されていた。だがそれは官服を着た者たちの物語だ。丘玄機は全真教の道士であり、官服を着たことは一度もなかった。彼が持つのは剣と、剣を必要とする理由だけだ。

夜が深く、街の外れに出ると、石畳の道は泥道に変わった。

彼は長江の南岸に沿って歩き続けた。三日後に、牛家村にたどり着いた。

その村は美しかった。美しいというのは、廃墟でも都でもなく、ただそこにある、という意味での美しさだ。葦の茂った池があり、夕暮れ時の空が水面に逆さに映り、鴨が三羽、自分の影の上を泳いでいた。炊煙が数本、まだ空気の冷たさの残る晩春の空へ斜めに立ち上っていた。

村はずれの民家から、笑い声が聞こえた。

男の笑い声だった。酒の入った、しかし濁っていない笑い声——体格の良い男が腹から笑うときの、あの遠慮のない音。丘玄機は足を止めた。道士として長く生きれば、笑い声から多くのことが読み取れる。この笑い声には、屈折がなかった。世間を渡る術として笑っているのではなく、ただ笑いたいから笑っている、そういう性質の音だった。

彼は戸を叩いた。

開けたのは大柄な男だった。

「旅のお方か」

男は丘玄機の道服を一瞥しただけで、すぐに戸を大きく開いた。疑うより先に受け入れる——その順序が、郭嘯天という人間の全体を要約していた。三十をいくらか過ぎたばかりの男で、額が広く、顎が四角く、目に中腹の岩のような安定感があった。彼が笑うと、部屋全体が少し明るくなる気がした。それは比喩ではなく、物理的な事実に近かった。

「粗末なものしかないが、まあ、入ってくれ。ちょうど友人が来ている」

部屋に入ると、別の男が立ち上がった。

楊鉄心は郭嘯天とは対照的に、細く鋭い男だった。長身で、目の端に笑いの皺を持ちながらも、その目そのものは絶えず動いていた——室内の人数を確認し、扉の位置を確かめ、丘玄機の腰の剣の位置を一瞬で計測する。兵法を学んだ男の目だ。しかし彼もまた、すぐに微笑んだ。その微笑は計算ではなく、郭嘯天の陽気さが長い友情によって彼に移ったものだった。

「全真教の丘真人ではないですか」

楊鉄心が言った。丘玄機は眉を上げた。

「ご存知か」

「噂は聞いております。剣術の達人と。それより、どうぞお座りください。酒があります。田舎の酒ですが」

部屋の奥に、二人の女が座っていた。

郭嘯天の妻・李萍は丸々とした体躯の穏やかな女で、腹が大きく張っていた。もう月が満ちようとしている。彼女は刺繍の途中の布を膝に置いたまま、丘玄機に向かって軽く頭を下げ、そのまま夫の顔を見た。夫が安心しているから、彼女も安心する。その順序が彼女の中で自然なものとして確立されていた。

楊鉄心の妻・包惜弱は、別の種類の美しさを持っていた。色が白く、目が大きく、すべての動作が水の流れるように静かだった。こちらも腹が大きく張り、しかしその大きさにもかかわらず、彼女の全体から一種の脆さが滲んでいた——磁器が、割れることを知らずに美しいのとは違い、包惜弱の脆さは何かを深く知っているゆえのものだった。

四人は卓を囲んだ。丘玄機も席についた。

酒の匂いがした。高粱酒の、鼻の奥を焼くような匂いで、土の器の縁に小さな黒い欠けがあった。蝋燭が二本、卓の中央で燃えていた。炎が時おり揺れるのは、窓の板の隙間から夜風が入るからだった。その光は人々の顔を暖かく照らしながら、しかし正確には照らさない——照らされた部分と影の部分が交互に現れ、笑う瞬間に顔の半分が光に浮かび、口を閉じると半分が暗闇に返る。

「真人は、どちらから」郭嘯天が椀を満たしながら聞いた。

「北から」

「北」郭嘯天は繰り返した。その一語に、何かが含まれていた。北、とは今この時代、複雑な語だ。長城の北には金国があり、金国の北には蒙古の草原がある。そしてかつて宋の都があった汴京は、金国の支配下に落ちて久しい。靖康の年に何が起きたか——それは南宋のすべての男が知っていることだが、酒の席で口にするには重すぎることでもあった。

「北」と楊鉄心が繰り返した。彼の目が一瞬だけ遠くを見た。「金国の土地を通ってこられたか」

「通った」

「それは」楊鉄心は言葉を選んだ。「難儀な旅だったでしょう」

難儀、という語が、卓の上に置かれた。それ以上は誰も続けなかった。知州の趙天徳の死体が今頃発見されているかどうか、丘玄機には分からなかった。しかし仮に発見されていたとしても、この男たちに危険が及ぶことを彼は心配しなかった——郭嘯天と楊鉄心が、宋の民として金の内通者を憎む立場にあることは、二言三言交わしただけで明らかだったから。

酒が進んだ。

会話は武術の話になり、郭嘯天が江南で出会った奇妙な剣客の話をした。楊鉄心が反論し、郭嘯天がより大きな声で反論し、二人の妻が互いに目を合わせて小さく笑った。蝋燭の炎が揺れ、部屋の隅の漬物の甕から酸っぱい匂いが微かに漂い、李萍が立ち上がって厨房から炙った羊肉の一皿を持ってきた。

丘玄機は食べた。飲んだ。話した。

しかし彼の半分は、常に部屋の外にあった。この家の温かさ——炙り肉の脂の匂い、酒の匂い、蝋燭の匂い、そして何か根本的に安全な人々の笑い声——それらを彼は皮膚で受け取りながら、同時にその外側にある夜の気配を感じ続けていた。世界は今、一枚の板を挟んでこの部屋の外に広がっている。そして世界は、この部屋が存在することを好んでいない。

夜が更けた頃、李萍が低い声でうめいた。

全員が動いた。

郭嘯天が妻の傍らに膝をつき、楊鉄心が水を運び、包惜弱が手を握った。丘玄機は部屋の端に下がった。産気づいたのだ、と彼には分かった。月が満ちるというのは言葉だが、体はより正確だ——李萍の体が選んだのが、この夜、この部屋、この人々の中、というのは、偶然ではあるが不思議ではなかった。

包惜弱も、同じ夜、動き始めた。

丘玄機は長い夜を壁際に座って過ごした。外では虫が鳴いていた。春の終わりの虫の声で、夏を呼び込もうとするように、少し切迫した調子があった。

夜が明ける前に、二人の子が生まれた。

郭嘯天の子は男で、大きな声で泣いた。その泣き声は明快だった。何かを要求するのではなく、ただ自分が存在することを確認するような、そういう泣き声だった。

楊鉄心の子も男だった。こちらはもう少し静かに泣いた。しかしその泣き声には、どこか澄んだ音があった——硝子の端を指で弾いたような、高く、透明な響き。

丘玄機は立ち上がった。

「名をつけさせてほしい」

郭嘯天が顔を上げた。疲労と喜びで顔が輝いていた。「真人が」

「許してもらえるなら」

誰も断らなかった。全真教の道士が子に名をつけることは吉祥とされていた。しかし丘玄機がその夜、二人の子に与えようとしていた名は、吉祥の名ではなかった。

彼は郭嘯天の腕の中の赤子を見た。赤子は泣き止んでいた。目がまだうまく開かないのに、開こうとしていた。その必死な様子が、丘玄機には滑稽であると同時に胸を衝くものがあった。

「郭靖」

彼は言った。靖、という字は、安定させる、静める、という意味を持つ。しかし丘玄機の頭の中でその字は別の文脈に置かれていた。靖康。靖康の変。宋の徽宗と欽宗が金国に連れ去られた、あの年号の恥辱。靖、という字を与えることは、その恥辱の前半を、この子の名の中に刻み込むことだった。

郭嘯天は眉を動かした。考えた。それほど長くは考えなかった。

「郭靖」と彼は繰り返した。口の中で確かめるように。「ならば、靖よ、お前は大きくなって世の中を安らかにする男にならなければならないな」

彼は笑った。その解釈が正しいかどうか、丘玄機には言えなかった。

丘玄機は楊鉄心の子の方を向いた。楊鉄心は包惜弱の傍らに座っており、妻の手を握ったまま、細い目でこちらを見ていた。彼の目には、何かが揺れていた。靖、という字の意味を、楊鉄心はすでに感じ取っていた——彼は字を知る男だったから。

「楊康」

丘玄機は言った。康、という字もある。靖康。その後半。この二人の子が、生まれた瞬間から一組の名前を持つように、一つの歴史的な恥辱を二人で担うように、丘玄機は意図してそう命名した。

楊鉄心の手が、妻の手をわずかに強く握った。包惜弱は夫の横顔を見た。楊鉄心は長い間、子の顔を見ていた。

「康」と彼はやっと言った。「楊康か」

「異議があるなら」

「いや」楊鉄心は首を振った。しかしそれは承諾の首振りというより、何かを追い払うような動作に見えた。「いや、いい名だ。ありがとう」

彼の声は穏やかだった。穏やかすぎた。郭嘯天は友人の様子に気づいてはいたが、この夜の喜びの中で深く問うことをしなかった。こういうとき、男というものは互いの沈黙を尊重する。

蝋燭が燃え尽きかけていた。

代わりの燭台を李萍が指示し、郭嘯天が取り替えた。新しい炎が立ち上がり、部屋がもう一度明るくなった。赤子たちは眠っていた。二人の母親も疲労から目を閉じていた。

郭嘯天が丘玄機に酒を注いだ。

「真人、今夜は泊まっていかれるか」

「朝になれば出立する」

「それは残念だ」郭嘯天は本当に残念そうだった。「こんな夜に一人で旅に出るとは、まったく道士というのは」と言いかけて、笑った。「まあ、飲もう。子の誕生を祝って」

丘玄機は椀を受け取った。

三人の男が椀を合わせた。陶器同士が触れる、低い音がした。

窓の外で虫が鳴いていた。池の鴨はとうに眠っているはずだった。村の犬が遠くで一度吠えて、それきり黙った。炎が揺れた。炎が揺れるたびに、三人の顔の上の影が動いた。

丘玄機は酒を飲んだ。高粱の、喉を焼く熱さが胸まで降りていく感覚があった。

この暖かさは、と彼は思った。

この部屋の、燭の光と肉の匂いと新しい命の気配の混ざった、この暖かさは。

彼は何も言わなかった。言うべき言葉を持っていた——世界は今、この部屋の外で既に動き始めている、と。金国の刺客はこの地域に入り込んでいる、と。宋と金のあいだの表向きの和平は砂上の楼閣だ、と。

しかし彼はそれを言わなかった。

この夜だけは、言わないことが正しかった。二人の英雄と二人の妻と二人の赤子——そのすべてが今この部屋に存在している、その重さを、丘玄機は自分の皮膚で感じていた。この部屋の外で世界が何を準備しているか、彼には分かりすぎるほど分かっていたが、それを今夜この炎の光の中に持ち込むことは、一種の破壊だった。

だから彼は黙って飲んだ。

郭嘯天が何か冗談を言い、楊鉄心が笑い、その笑いが奥の部屋に眠る妻たちの夢に紛れ込んで、二人の赤子が気づかぬままそれを聞いた。

外では、夜が深く、大きく、黙って広がっていた。

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Chapter One: The Taoist's Blade and Two Names Given at Ox Village — 靖康の血、あるいは剣の花 | GenNovel