Chapter 3: The Inventory in Domon's Back Room

土曜の朝、コウは七時十五分に部屋を出た。

ランドセルは置いてきた。代わりに、近所の文具店で買った紙袋を提げている。文具店のロゴが入った白い紙袋。小学生が週末の使いに出るなら、これくらいの小道具が妥当だ。

大門交差点から一系統のバスに乗り、二つ目の停留所で降りた。そこから徒歩で七分。蔵前橋通りを一本入った路地に、道本貿易という看板がある。ガラス戸の向こうに段ボールが積まれ、棚には輸入雑貨が並んでいる。プラスチック製の小物入れ、東南アジア産の籠細工、瓶詰めの香辛料。どれも値段がついているが、売れている気配がない。

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Chapter 3: The Inventory in Domon's Back Room — 硝子の迷宮 | GenNovel