一日目。
石の匂いがした。
コラルは床に座って、膝を抱えていた。牢の石壁は冷たく、表面に指を当てると砂粒の感触がした。雨が沁み込んでできた染みが、不規則な模様を作っていた。コラルはそれを長い時間かけて眺めた。染みの形が、ある角度からは魚に見えた。別の角度からは、翼を広げた鳥にも見えた。
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