Chapter 2: The Last Thing Nobio Ever Forgot

歴史のテストが返ってきたのは木曜日の午後だった。

六十三点。ノビオは答案を三秒見て、裏返しにした。

問題は、勉強したことだった。前の晩、ノビオは教科書を二回読んだ。年号を声に出して覚えた。寝る前に三回復唱した。それでも六十三点だった。ボタンは使わなかった。使うタイミングを逃した、というより、テスト中は何を念じればいいのか分からなかった。「正解が書けますように」という念は、漠然としすぎていてボタンが受け付けない気がした。

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Chapter 2: The Last Thing Nobio Ever Forgot — 四次元ポケットの逆説 | GenNovel