三月の末に入ると、京の街の気配が変わった。
細かいことだった。往来の歩き方が変わる。商人の視線が変わる。辻の角に立つ者の種類が変わる。銀時は一週間かけてそれを確認し、桂に何も言わなかった。桂は既に知っていて、何も言わなかった。二人の間に、言わなくていい情報というカテゴリが静かに生まれていた。
新選組の巡察が増えていた。
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