翌朝、花道は七時四十分に校門をくぐった。
前日と同じ時刻だった。意識してそうしたわけではなく、体がそう決めていた。十年かけて形成された習慣は、時刻表のように正確に機能した。早すぎず、遅すぎず。群れの端に紛れ込めるだけの人数が、すでにいる時間。
昇降口で上履きに履き替えながら、花道は周囲の音を聞いた。
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