西仁那蒼がどのタイミングでそこに座ったのか、ダイスケには正確にわからなかった。
昼休みになって、ダイスケはいつものように購買のパンを持って廊下の端の窓際まで移動するつもりだった。毎日そうしていた。窓際の出っ張りは棚の段差くらいの高さがあって、腰を下ろせる。そこで食べると誰にも話しかけられない。話しかけられないことが目的というより、話しかけられないことが自然な結果として起きるため、ダイスケはその場所を選んでいた。
その日は誰かが先に座っていた。
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