朝のホームルームは八時十五分に始まる。
担任の村上が出席を取っている間、ダイスケは机の上に何も出さずに座っていた。鞄はいつも通り椅子の横に置いてある。今日は道具を持ってきていなかった。持ってこないと決めたわけではなく、ただ朝起きたら友情確認ボタンを机の引き出しに入れたまま家を出た。ポケットが軽かった。軽すぎる気がした。
「野末」と村上が言った。
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