翌朝、劉備が村を出たのは、鶏が鳴く前だった。
母は起きていた。台所で湯を沸かし、干した菜と粟の粥を用意していた。二人は向かい合って食べた。言葉は少なかった。母は椀を置いたあと、小さな布包みを押し出してきた。開けると銭が幾枚かと、干し肉の薄切りが入っていた。
「これだけしかないよ」
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