夜が廃墟に落ちた。
星は出ていなかった。雲が厚く空を塞ぎ、光源は私が持つ小さなランプ一つだけだった。焔は風のたびに揺れ、石の壁に私の影を歪んだ形で貼り付けた。
他の隊員たちは廃墟の南側に集まって交代で仮眠を取っていた。アシュフォードは北の見張り台に上がり、ヨルクが外周を巡回していた。私はユリィと共に、大きな石の柱が三本倒れて偶然に壁を形作っている一角に配置された。風を防げる。巨人が近づけば音がする。悪い場所ではなかった。
Create a free account to unlock all chapters. It only takes a few seconds.
Sign In FreeCreate your own AI-powered novel for free
Get Started Free