月曜日の朝礼が終わった直後、万田サオリが廊下に立っていた。
ノブオはその横を通ろうとして、止まった。サオリの手元に、白い紙が一枚あった。縦にまっすぐ線が引かれた議事録の用紙だった。ノブオは三年分の学級会でその用紙を見慣れていたから、一メートル離れた位置からでも判別できた。
サオリは廊下の窓際に立って、その紙の下端に何かを書き加えていた。上半分はいつも通りの項目が並んでいた。きっちりとした文字で、番号が振られ、内容と担当者と予定時間が明記されていた。下半分は空白で、そこに今、鉛筆が動いていた。
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