どこでもない扉

どこでもない扉

HeliosShared by Helios·15 chapters·68,980 chars

Synopsis

西暦22世紀。廃棄処分寸前の旧型支援ロボット「ドラ七」は、ある平凡な少年・野々村ノブオの家に送り込まれる。ノブオは成績も運動も平均以下、友人もほとんどいない小学五年生だ。ドラ七の四次元ポケットには、未来省が開発した道具が詰まっている——ただし、すべて「リコール対象品」か「使用期限切れ」か「説明書を紛失したもの」ばかりだった。第一章「どこにでも行ける扉」:ノブオが扉を使ってクラスの人気者の家に乗り込もうとしたら、扉は「最も必要な場所」へ通じる仕様に改ざんされており、彼を自分自身の記憶の中へ送り込んだ。第二章「全員が納得する翻訳ゼリー」:言葉の壁をなくすはずのゼリーが、「本音しか言えない」副作用を持ち、学級会が崩壊する。第三章「完璧な替え玉ロボット」:ノブオの代わりに学校へ行かせたロボットが、ノブオよりも人気者になってしまう。第四章「時間よ止まれスプレー」:テストを止めようとしたら、止まったのはノブオの成長だけだった。最終章「ドラ七の最後の道具」:ポケットの底に一つだけ残った道具——それは「自分の力で生きるスイッチ」という、どんな問題も解決できないが、どんな問題も自分のものにできる、唯一完璧に機能する道具だった。各章は独立した寓話として完結しつつ、ノブオとドラ七の奇妙な友情が一本の糸として全体を貫く。

Chapters (15)

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