午前一時を過ぎても眠れなかった。
仰向けになって天井を見ていた。板張りの天井に、窓から差し込む港の明かりが薄い縞模様を作っていた。目を閉じると、地図の線が見えた。実際には存在しない海岸線。余白に打たれた、座標のない点。目を開けると天井の縞に戻った。それを何度か繰り返した。
眠れないという感覚は、苦しくはなかった。
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