最初の師が来たのは、霍清が七歳になった冬の初めであった。
雪ではなかった。雨でもなかった。ただ空が低く、鉛を溶かしたような色で草原の果てまで続いており、地平線というものが消えていた。霍清は天幕の外で、昨夜拾った石を左手で握り、右手で同じ石を探していた。何のためにそうしているのか、自分でも判然としなかった。ただ両手が対称であるべきだという感覚があり、その感覚に従っていた。
男は馬から降りなかった。
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