南へ下る最初の日、霍清は一度だけ振り返った。
草原は相変わらず草原であった。どこまでも続き、どこにも終わらず、冬の光の中で枯れた草が一様に横向きに傾いていた。風は北から来た。北は草原しかなかった。草原の向こうに大汗の天幕があり、七人の師のうち何人かがまだそこにいた。何人かはもうそこにいなかった。どこへ行ったかを霍清は知らなかった。師たちは去る時に行き先を言わなかった。霍清も聞かなかった。
振り返った時間は短かった。それ以上振り返る必要がなかった。
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