青木俊介のアパートは、北棟から歩いて二十分のところにあった。
悠人が外階段の三段目で足を止めたのは、午前二時七分のことだった。踊り場の照明が切れかけていて、段差を踏み外すたびにジジ、と音がした。来る前に連絡するべきだったと気づいたのはすでに到着してからで、スマートフォンを取り出したが画面を点ける気力がなかった。
ドアを三回ノックした。返事がない。もう三回。
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